小田急のパスについて

●小田急電鉄が発行する訪日外国人向けパスの使い方
小田急電鉄は新宿駅を起点とし、東京都西部・神奈川県を結ぶ鉄道路線です。外国人向けパスとして3種類が発行されています。

(1)富士箱根パス 新宿発 3日間有効 ¥9,090
 新宿を起点とし、小田急線新宿駅~小田原駅または京王高速バス新宿~河口湖線をそれぞれ片道1回ずつ利用できる往復乗車券と
 箱根登山電車、箱根登山バス、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根観光施設めぐりバス、小田急箱根高速
 バスの指定区間、東海バスオレンジシャトルの指定区間、富士急行線大月~河口湖駅間、富士急行バスの指定区間が乗り放題になる
 パスです。適用範囲が広く箱根エリアと河口湖・富士山エリアの両方を周遊する際に便利です。

(2)箱根鎌倉パス 新宿発 3日間有効 ¥7,000
 新宿を起点とし、小田急線全線、箱根登山電車、箱根登山バス、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根観光
 施設めぐりバス、小田急箱根高速バスの指定区間、東海バスオレンジシャトルの指定区間、江ノ電全線が乗り放題になるパスです。
 箱根と鎌倉を周遊する際に便利です。

(3)小田急サンリオピューローランドツアー 新宿発 1日間有効 ¥3,200
 新宿を起点とし、小田急線新宿駅~小田急多摩センター駅の往復乗車券とサンリオピューローランドのパスポートチケットがセット
 になっています。通常のサンリオピューローランド入場パスポートは平日¥3,200、土休日¥3,800なので大変お得なチケットです。

【小田急電鉄が発行する訪日外国人向けパスの購入方法】
JRパスと異なりバンコクなど海外での販売は現在のところなく、小田急新宿駅構内の「小田急旅行センター新宿西口」外国人専用窓口
にて購入します。各種パスの購入にはパスポートの呈示が必要です。

【小田急電鉄が発行する訪日外国人向けパス利用の注意点】
特急「ロマンスカー」に乗車する際は別途特急券の購入が必要です。
展望席のあるタイプ、通勤と観光の汎用タイプなど、さまざまな形式の車両が運用されているので、行きと帰りを別のロマンスカーに
乗車してみるのも良いでしょう。

【日本人の友人とも一緒に回れる!誰でも購入できる小田急パス】
小田急電鉄では箱根や江ノ島など沿線の観光地向けに、以前からお得に利用できるチケットを数多く発売してきました。
下記のチケットは日本人でも購入可能で、「東京に住んでいる日本人の友人も同じチケットで一緒に観光する」という使い方が可能です。
JRパスなど、訪日外国人のみが購入できるパスも多い中、貴重な存在です。また、箱根エリアだけの観光であればこちらの方がお得なので
用途に合わせてチケットを選びましょう。

(1)箱根フリーパス 新宿発 2日間有効 ¥5,700 3日間有効 ¥6,100
 新宿駅~小田原駅の小田急線往復乗車券と、箱根エリアの各種乗物が乗り放題になります。

(2)江ノ島・鎌倉フリーパス 新宿発 1日間有効 ¥1,470
 新宿駅~藤沢駅の小田急線往復乗車券と、藤沢駅~片瀬江ノ島駅間の小田急線・江ノ電全線が乗り放題になります。

富士急富士山パス写真スポット

●富士急行線 寿駅~三ッ峠駅「日月神社の裏山俯瞰ポイント」
本日ご紹介する場所は、富士急行線の電車を「俯瞰」で撮影することができるポイントのひとつです。
残念ながら富士山はこの場所から眺めることができませんが、大きなカーブを進む列車をきれいに画面に収めることができます。
最寄駅から歩いて5分程度でアクセスできるので、外国人のカメラマンでも容易にこの場所にたどりつくことができます。
寿駅を下車、駅前の小道を線路沿いに大月方面へ5分ほど進むと「日月神社」があります。この神社の裏山が撮影地。もちろん「山」を登らなければいけないのですが、一番上まで行かなくても撮影は可能なので、お気に入りのスポットを探してみましょう。

さらに、駅から30分ほど歩くとお天気が晴れていれば雄大な富士山と列車が撮影できる、通称「がんじゃ踏切り」と呼ばれる撮影スポットがあります。ここは駅から遠いのでハードルが高いですが、もし快晴の日に遭遇したら「トレッキング」のつもりでチャレンジしてみましょう! このポイントは午前中が順光で、大月方面行き列車と富士山の組合せが撮影できます。

富士急富士山パス使い方

●「Mt.Fuji Pass」の使い方
「Mt.Fuji Pass」は河口湖・富士山エリアの交通を担う富士急行が販売する鉄道・バスが一定期間乗り放題になるパスです。
パスの種類は1日用から3日用まであり、用途や滞在期間に合わせて選ぶことができます。この春、新宿からの直通特急も運行を
始めた富士山エリア、このパスを有効に活用して存分に楽しみましょう。

【Mt.Fuji Passの購入方法】
バンコク市内の指定代理店など、タイ出発前に購入することが可能です。日本国内でも大月駅・富士山駅・河口湖駅の富士急行線
駅窓口、新富士駅・三島駅・御殿場駅・富士宮駅・旭日丘バスターミナル(山中湖)の富士急行バス窓口で販売しています。購入
にはパスポートの提示が必要です。1日券は¥5,500、2日券は¥8,000、3日券は10,000、富士急行線の電車、指定エリア内の
バス、富士急ハイランドや河口湖・山中湖周辺の観光施設や遊覧船を利用できる8か所の入場券が含まれています。

【Mt.Fuji Pass利用の注意点】
東京から訪れる場合、河口湖・富士山エリアまでの往復には別途交通機関の手配、料金が必要です。
電車の場合はJR大月駅または三島駅、御殿場駅まで、高速バス利用の場合も河口湖・御殿場エリアまでの交通機関は別手配となります。
新宿からJRの直通特急「富士回遊」を利用する場合、Mt.Fuji Passは富士山駅または河口湖駅にて到着時に購入可能です。

【Mt.Fuji Passにて富士急行線の特急を利用する場合】
JRパスの場合は追加料金なしで成田エクスプレスなどの特急を利用できますが、「Mt.Fuji Pass」にて富士急行線の特急を利用する場合
は特急料金が別途必要です。
しかし、富士急行線の特急列車は「観光特急」としての役割があり、工夫を凝らした列車たちが走っているのでぜひ体験してみましょう!

【路線バスを活用することで旅の範囲がさらに広がります!】
河口湖・富士山エリアでの移動に路線バスは不可欠ですが、このパスであればほとんど全てのバスを利用することが可能です。
拠点となる駅から観光地を周遊するバスも複数ルートあり、英語での案内も充実しているので、周遊バスを活用して観光を楽しみましょう。

【8か所の観光施設入場券付き】
交通機関だけではなく、河口湖・富士山エリアの主要観光地8か所の観光施設入場券が含まれているのがこのパスの大きな特長です。
(1)富士急ハイランド(入場+アトラクション1回利用)
(2)遊園地ぐりんぱ(入園)
(3)河口湖カチカチ山ロープウェイ(往復乗車券)
(4)河口湖遊覧船アンソレイユ号(遊覧船乗船券)
(5)山中湖遊覧船白鳥の湖号(遊覧船乗船券)
(6)本栖湖遊覧船もぐらん号(遊覧船乗船券)
(7)富岳風穴・鳴沢氷穴(入場券)
(8)フジヤマミュージアム(入場券)
さらに、指定箇所12の店舗でお土産や食事の割引サービス特典を受けることができます。富士急ハイランドで遊ぶことができるのはいいですね!

Greater Tokyo Pass桜スポット

●さくら写真スポット

鉄道と桜の組合せの写真を手軽に撮影できるスポットをご紹介します。
本日ご紹介する場所は「東武スカイツリーライン・浅草駅~とうきょうスカイツリー駅間、隅田川さくらポイント」をご案内します。

浅草駅から徒歩圏内で簡単にアクセスが可能。隅田川の水面やスカイツリーを同じ画面で撮影できるのも大きな特徴のひとつです。
この場所は鉄橋のトラス部分が車両の下半分にかかってしまうので、「車両中心」ではなく「車両とまわりの風景」を絡めた構図のほうが絵になります。隅田川を行き交う船、桜並木、遊歩道を歩く観光客やお花見客を含めた賑やか構図など、「風景」写真として無限の構図が成り立ちます。

東武線の車両は特急「スペーシア」「りょうもう号」から通勤型車両まで、多様な形式の電車が頻繁に走りますので、ぜひ実際に動いていろいろな構図にチャレンジしてみて下さい。夜桜とスカイツリーの「夜景」も撮影可能です。

(交通アクセス)東武線浅草駅、地下鉄浅草駅から徒歩すぐ 川沿いの隅田川公園遊歩道などから様々な構図で撮影可能。

Greater Tokyo Passモデルコース

JRパスに比べて「Greater Tokyo Pass」はまだ知名度が低いですが、非常に使いやすいパスです。ぜひ東京観光に活用しましょう!
モデルコースとして、例えばこんな感じで活用することができます。都内はもちろん、日光/川越/横浜などを楽しむことができます。

(1日目)
バンコク→成田空港
成田空港…〔京成線〕…上野 ホテルに荷物を置いて身軽に観光スタート
上野…〔地下鉄銀座線〕…浅草 浅草観光
浅草…〔東武線〕…とうきょうスカイツリー スカイツリー観光
押上…〔都営地下鉄浅草線〕…人形町…〔地下鉄日比谷線〕…銀座 銀座観光・ショッピング
銀座…〔地下鉄銀座線〕…上野 ホテル泊

(2日目)
上野…〔地下鉄銀座線〕…浅草…〔東武線〕…東武日光…〔バス〕…日光東照宮 日光観光
日光東照宮…〔バス〕…東武日光…〔東武線〕…北千住…〔地下鉄日比谷線〕…六本木 六本木ヒルズ/東京ミッドタウン観光・ショッピング
六本木…〔バス〕…渋谷 渋谷観光・夕食・ショッピング
渋谷…〔地下鉄銀座線〕…上野

(3日目)
上野…〔地下鉄日比谷線〕…秋葉原 秋葉原観光
秋葉原…〔地下鉄日比谷線〕…銀座…〔地下鉄丸ノ内線〕…西新宿 都庁展望台観光・新宿ショッピング
西武新宿…〔西武線〕…本川越 川越観光
川越…〔東武東上線/地下鉄副都心線/東急東横線/みなとみらい線直通〕…みなとみらい/元町中華街 夜の横浜観光・夕食
横浜…〔京急線/都営地下鉄浅草線直通〕…日本橋…〔地下鉄銀座線〕…上野

※最終日4日目は別途片道チケットを購入して京成上野駅から成田空港へ。成田空港→バンコク

Greater Tokyo Passの使い方

●Greater Tokyo Passの使い方
「Greater Tokyo Pass」はJR線以外の関東の私鉄・地下鉄12社の鉄道と、52社局の路線バスを利用することができる
パスです。料金は¥7,200、有効期間は3日間で、成田空港や羽田空港の指定窓口にて購入することが可能です。
東京都心では地下鉄でも利用できるため、JRの駅からは離れた「浅草」「表参道」「六本木」などもこのパスで行ける
ほか、成田空港駅は京成線、羽田空港駅は京急線が乗り入れている為、東京を中心に滞在する場合にはこのパスは非常
に便利でお得です。箱根や鬼怒川といった関東近郊の温泉や、川越・秩父・横浜・三浦半島など東京郊外の日帰り観光
にも十分活用できます。

【Greater Tokyo Passの購入方法】
JRパスと異なりバンコクなど海外での販売は現在のところなく、日本国内に到着してから購入する形となります。
成田空港の場合には成田空港駅・空港第2ビル駅の京成線カウンターにて、羽田空港の場合には羽田空港駅の京急線
カウンターにてパスポートを提示し、直接購入します。また、地下鉄の主要駅窓口などでも購入できますので、例えば
関西空港に到着し、新幹線で東京へ移動してきたような場合でも、利用日に購入することが可能です。

【Greater Tokyo Pass利用の注意点】
パスの有効期間は「購入日から3日間」と定めらています。このため、「明日から使いたいけど前日に購入しておく」ということができないので注意が必要です。特に羽田空港駅にて購入する場合、例えばバンコクからのフライトは夜21時10分に羽田空港に到着するタイ国際航空のTG660便、夜22時15分に到着するANAのNH878便がありますが、これらのフライトで到着後、深夜に購入した場合でも「到着日が1日目」としてカウントされるのでご注意下さい。

【Greater Tokyo Passにて特急・ライナーを利用する場合】
JRパスの場合は追加料金なしで成田エクスプレスなどの特急を利用できますが、「Greater Tokyo Pass」の場合は別途特急料金や座席指定料金が必要な場合があります。

★乗車の際には特急料金・座席指定料金が別途必要となる特急列車
・京成電鉄「スカイライナー」「イブニングライナー」「モーニングライナー」はライナー券の追加購入が必要です。
 主に成田空港と日暮里・上野を結ぶ有料特急列車です。
・小田急電鉄「ロマンスカー」は特急券の追加購入が必要です。
 主に新宿から箱根、江ノ島を結ぶ有料特急列車です。
・東武鉄道「スペーシア」「りょうもう号」は特急券の追加購入が必要です。
 主に浅草から鬼怒川、日光、足利方面を結ぶ有料特急列車です。
・西武鉄道「レッドアロー」「小江戸号」は特急券の追加購入が必要です。
 主に池袋・新宿から秩父、川越方面を結ぶ有料特急列車です。
・夕方時間帯を中心に運行される各社の通勤ライナー
 東武東上線「TJライナー」京王線「京王ライナー」西武線「Sトレイン」京急線「ウィング号」など
 外国人観光客が利用する機会は限られますが、郊外のホテルに宿泊する場合には利用すると確実に座ることができます。

★Greater Tokyo Passのみで乗車可能な特急列車(追加料金は不要です)
・京成電鉄「アクセス特急(成田スカイアクセス線経由)」「特急(京成本線経由)」
 成田空港と東京都心の間を結びます。一部の電車は都営地下鉄浅草線に乗り入れ、浅草・日本橋・新橋・品川に直通します。
・東急東横線、みなとみらい線、東京メトロ副都心線、東武東上線、西武池袋線「東横特急」「特急」「Fライナー」「川越特急」
 この5路線は相互直通運転を行っており、特急の追加料金は不要です。横浜や川越方面にスピーディーに移動できます。
・京急電鉄「快特」「エアポート快特」
 品川から羽田空港、横浜方面を結びます。一部の電車は都営地下鉄浅草線に乗り入れ、新橋・日本橋・浅草方面に直通します。
※このほかにも各社で追加料金不要で利用可能な列車があります。

【路線バスを活用することで旅の範囲がさらに広がります!】
鎌倉や日光は、駅から先、観光地まで路線バスまたはタクシーを利用して移動するケースが多くあります。そのような場所でもこのパスであればほとんど追加料金なしで主要な観光ポイントを抑えています。日本の鉄道会社は系列のグループ会社でバスを運営していることが多く、鉄道+バスの連携もスムーズで便利な移動手段を提供しています。

直通特急「富士回遊」

●直通特急「富士回遊」
2019年3月16日より、新宿から河口湖までの直通特急「富士回遊」が運行を始めました。
この列車には新型の車両が使用され、河口湖や富士山の観光に非常に最適です。
毎日2往復運転されるほか、週末などには増発も行われます。

(ゆき)
特急富士回遊91号 新宿 07:35発 → 河口湖 09:39着 土曜・休日運転
特急富士回遊 1号 新宿 08:30発 → 河口湖 10:22着 毎日運転
特急富士回遊 3号 新宿 09:30発 → 河口湖 11:22着 毎日運転
(かえり)
特急富士回遊16号 河口湖 15:05発 → 新宿 16:58着 毎日運転
特急富士回遊92号 河口湖 16:00発 → 新宿 17:59着 土曜・休日運転
特急富士回遊20号 河口湖 17:38発 → 新宿 19:27着 毎日運転

通常に購入すると新宿→河口湖は片道4,060円ですが、「TOKYO WIDE PASS」など
お得な乗車券を利用することができます。この列車を往復利用することで、東京から
日帰りの富士山観光も十分可能です。

JRパスの使い方

●JRパスの使い方
JRパスは大きく分けて、日本全国のJR線が乗り放題となる「ジャパンレールパス」と、エリアごとに一定の区間が乗り放題と
なるパス(名称は地域や内容により異なります)の2種類に分けることができます。購入方法もパスにより異なります。

【ジャパンレールパスの場合】
バンコク市内の指定代理店など、タイ出発前に購入することが可能です。グリーン車用、普通車用の2種類があり、有効期間は7日間用、14日間用、21日間用があります。日本に入国したら、主要駅の指定窓口にて「ジャパンレールパス」を引換します。
成田空港駅や関西空港駅では多くの旅行者が引換をするので、時間を要することがあります。スケジュールは余裕をみましょう。
また、2020年3月31日までの期間限定で日本国内の主要駅指定窓口でも「ジャパンレールパス」を直接購入することが可能です。

【エリアごとのレールパスの場合】
バンコク市内の指定代理店など、タイ出発前に購入できるパターンと、日本に到着後、はじめて購入できるパターンがあります。
「HOKKAIDO RAIL PASS」「JR EAST PASS」「JR KYUSHU RAIL PASS」など利用範囲が広いタイプのパスはジャパンレールパスと同様、タイ出発前に購入し、日本に入国したら主要駅の指定窓口にて引換をします。
「TOKYO WIDE PASS」など、特定のエリアに特化したパスは日本入国後に主要駅指定窓口で購入します。

日本に到着したら、指定窓口にてジャパンレールパスの引換(または購入)をしましょう。パスポートも一緒に呈示します。
このときに、利用する列車が決まっている場合には併せて指定席の予約も行います。

【新幹線利用時の注意点】
東海道・山陽・九州新幹線は「のぞみ」「みずほ」号を利用することができません。
例えば東京から京都まで移動する場合は、1時間あたり2本運転されている「ひかり」号を利用することになります。
新大阪から広島に移動する場合は、1時間あたり1本運転されている「さくら」号を利用することになります。
新幹線は運転本数が多くありますが、ジャパンレールパスで利用ができる列車は限りがあるので注意が必要です。

※東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「みずほ」号は自由席も含めて利用することができません。
 「ひかり」「こだま」「さくら」「つばめ」号をご利用下さい。
※東北・北海道新幹線の「はやぶさ」「こまち」号は全車指定席です。乗車前に指定席の予約(無料)が必要です。

【在来線特急利用時の注意点】
全ての在来線特急に乗車できますが、JR線と直通運転をしている私鉄区間に入る場合は、別途料金が必要になります。
例えば東京から伊豆急下田まで「踊り子号」を利用する場合、東京~伊東間はJR線ですが、伊東~伊豆急下田間は別の
会社の区間になるので追加額が必要です。このように途中でJRから私鉄に変わる区間は全国に複数あります。

※名古屋から伊勢・鳥羽・新宮方面に向かう「快速みえ」「特急南紀」は始発・終点ともにJR線の駅ですが、途中の区間で
 会社線(伊勢鉄道線)を経由するため、別途追加額が必要です。
※京都・大阪から鳥取方面に向かう「特急スーパーはくと」、岡山から鳥取方面に向かう「特急スーパーいなば」は始発・終点
 ともにJR線の駅ですが、途中の区間で会社線(智頭急行線)を経由するため、別途追加額が必要です。

【混雑する時期に注意】
「ジャパンレールパス」をはじめ、外国人向けの各種パスは通年利用できますが、日本の連休時などは混雑し希望の列車の指定席が予約できないこともあります。特に下記の日程は非常に混雑する繁忙期なので注意が必要です。

4月27日~5月7日
日本の大型連休の期間にあたり、各列車とも非常に混雑します。特に2019年は10連休となり、例年以上の混雑が予想されます。
8月10日~8月19日
日本のお盆(夏休み)の期間にあたり、各列車とも非常に混雑します。
12月28日~1月6日
日本の年末年始(お正月)期間にあたり、各列車ともに非常に混雑します。

乗り鉄向けさくら情報【春のお花特集】

●乗り鉄向けさくら情報

◆Facebook編集部担当者イチオシのおすすめポイント

「東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅ホーム」

渋谷から「東急東横線」で2駅、中目黒駅はホームの渋谷側先端からでもお花見が楽しめる「さくらの駅」です。もともと目黒川沿いには多くの桜があり、満開のピークを迎えると駅からでも美しい桜を眺めることができます。
鉄道ファン的な視点では、この中目黒駅には乗り入れ先各社の多種多様な車両がひっきりなしに発着するという点です。JRではなく、全て私鉄の各鉄道会社の車両というのも見どころのひとつ。駅の外に出れば、桜の花を入れて車両を一緒に撮影できる場所もあります。

中目黒駅でみることができるのは
 「東急電鉄」「東京メトロ」「東武鉄道」「西武鉄道」「横浜高速鉄道(みなとみらい線)」
の5社の車両たち。形式も多種にわたるので、鉄道ファンなら飽きることがありません。本数が多いのも撮影しやすい環境を作ってくれます。

ホームで撮影や桜を見る場合は、ルールを守って一般のお客様の迷惑とならないよう注意し、駅係員や警備員の指示には必ず従いましょう

中央線さくら撮影スポット【春のお花特集】

●中央線さくら撮影スポット
JR中央線は、正式には東京駅から神奈川県・山梨県・長野県・岐阜県を経て、愛知県の名古屋駅までの全長396.9Kmの路線です。
長野県の塩尻駅を堺にJR東日本が運営する区間と、JR東海が運営する区間に分かれており、主に東京・名古屋から長野県を結ぶ重要な幹線のひとつとして位置付けられています。
沿線は、東京駅・新宿駅から東京近郊の住宅街を結ぶ通勤区間、名古屋駅から愛知県や岐阜県の住宅街を結ぶ名古屋側での通勤区間、特急「あずさ」「しなの」が運行され、山梨県や長野県内の都市間輸送やローカル輸送区間と大きく分けて3エリアに区切ることができます。

きょうはこの中から、東京側の通勤区間に絞って中央線沿線のさくら撮影スポットをご紹介します。

中央線の東京側の通勤区間は主に「東京~高尾」間とされ、主要駅に停車するオレンジ色の快速電車と、千葉方面の総武線から直通する各駅に停車する黄色い電車の2種類の電車が活躍します。一般的にオレンジ色の電車を「中央快速線」、黄色の電車を「中央・総武線各駅停車」「中央・総武緩行線」と呼びます。駅の案内では直通運転をしていることから「中央・総武線」と呼ばれることもあります。

◆都心のど真ん中・手軽に桜と鉄道の撮影が楽しめるスポット(飯田橋駅~市ヶ谷駅)
飯田橋駅と市ヶ谷駅の間には皇居の外堀があり、桜の名所として知られています。
この場所では外堀通りと呼ばれる大きな道路から、桜と電車をひとつの画におさめて撮影することが可能です。
鉄道ファンに限らず、一般のお花見のお客さんやアマチュアカメラマンの方も多く集まる有名な場所のひとつです。

◆新宿からわずか2駅、新型特急車両も注目の撮影スポット(東中野駅)
新宿から「中央・総武線各駅停車」で2駅、東中野駅の近くには、線路沿いに桜並木が植えられており、鉄道ファンにとっては昔からの有名な撮影スポットです。東中野駅の西口改札を出て、目の前の山手通りを渡ると桜並木が見えてきます。最近は道路にやや高いフェンスが設置されてしまったものの、工夫次第で撮影は可能です。この道路からは「中央快速線」の上り列車が撮影しやすく、光線状態はが朝が順光です。
さらに、東中野駅から中野方面に向けて線路の桜並木に沿って歩いていくと歩道橋があり、この歩道橋から「中央快速線」の下り列車が桜と一緒に撮影可能です。こちらは10両編成の長いオレンジ色の電車もきれいに収めることができる人気のスポット。「特急あずさ」に使用される新型車両も注目です。

ホームで撮影や桜を見る場合は、ルールを守って一般のお客様の迷惑とならないよう注意し、駅係員や警備員の指示には必ず従いましょう