Greater Tokyo Passの使い方

●Greater Tokyo Passの使い方
「Greater Tokyo Pass」はJR線以外の関東の私鉄・地下鉄12社の鉄道と、52社局の路線バスを利用することができる
パスです。料金は¥7,200、有効期間は3日間で、成田空港や羽田空港の指定窓口にて購入することが可能です。
東京都心では地下鉄でも利用できるため、JRの駅からは離れた「浅草」「表参道」「六本木」などもこのパスで行ける
ほか、成田空港駅は京成線、羽田空港駅は京急線が乗り入れている為、東京を中心に滞在する場合にはこのパスは非常
に便利でお得です。箱根や鬼怒川といった関東近郊の温泉や、川越・秩父・横浜・三浦半島など東京郊外の日帰り観光
にも十分活用できます。

【Greater Tokyo Passの購入方法】
JRパスと異なりバンコクなど海外での販売は現在のところなく、日本国内に到着してから購入する形となります。
成田空港の場合には成田空港駅・空港第2ビル駅の京成線カウンターにて、羽田空港の場合には羽田空港駅の京急線
カウンターにてパスポートを提示し、直接購入します。また、地下鉄の主要駅窓口などでも購入できますので、例えば
関西空港に到着し、新幹線で東京へ移動してきたような場合でも、利用日に購入することが可能です。

【Greater Tokyo Pass利用の注意点】
パスの有効期間は「購入日から3日間」と定めらています。このため、「明日から使いたいけど前日に購入しておく」ということができないので注意が必要です。特に羽田空港駅にて購入する場合、例えばバンコクからのフライトは夜21時10分に羽田空港に到着するタイ国際航空のTG660便、夜22時15分に到着するANAのNH878便がありますが、これらのフライトで到着後、深夜に購入した場合でも「到着日が1日目」としてカウントされるのでご注意下さい。

【Greater Tokyo Passにて特急・ライナーを利用する場合】
JRパスの場合は追加料金なしで成田エクスプレスなどの特急を利用できますが、「Greater Tokyo Pass」の場合は別途特急料金や座席指定料金が必要な場合があります。

★乗車の際には特急料金・座席指定料金が別途必要となる特急列車
・京成電鉄「スカイライナー」「イブニングライナー」「モーニングライナー」はライナー券の追加購入が必要です。
 主に成田空港と日暮里・上野を結ぶ有料特急列車です。
・小田急電鉄「ロマンスカー」は特急券の追加購入が必要です。
 主に新宿から箱根、江ノ島を結ぶ有料特急列車です。
・東武鉄道「スペーシア」「りょうもう号」は特急券の追加購入が必要です。
 主に浅草から鬼怒川、日光、足利方面を結ぶ有料特急列車です。
・西武鉄道「レッドアロー」「小江戸号」は特急券の追加購入が必要です。
 主に池袋・新宿から秩父、川越方面を結ぶ有料特急列車です。
・夕方時間帯を中心に運行される各社の通勤ライナー
 東武東上線「TJライナー」京王線「京王ライナー」西武線「Sトレイン」京急線「ウィング号」など
 外国人観光客が利用する機会は限られますが、郊外のホテルに宿泊する場合には利用すると確実に座ることができます。

★Greater Tokyo Passのみで乗車可能な特急列車(追加料金は不要です)
・京成電鉄「アクセス特急(成田スカイアクセス線経由)」「特急(京成本線経由)」
 成田空港と東京都心の間を結びます。一部の電車は都営地下鉄浅草線に乗り入れ、浅草・日本橋・新橋・品川に直通します。
・東急東横線、みなとみらい線、東京メトロ副都心線、東武東上線、西武池袋線「東横特急」「特急」「Fライナー」「川越特急」
 この5路線は相互直通運転を行っており、特急の追加料金は不要です。横浜や川越方面にスピーディーに移動できます。
・京急電鉄「快特」「エアポート快特」
 品川から羽田空港、横浜方面を結びます。一部の電車は都営地下鉄浅草線に乗り入れ、新橋・日本橋・浅草方面に直通します。
※このほかにも各社で追加料金不要で利用可能な列車があります。

【路線バスを活用することで旅の範囲がさらに広がります!】
鎌倉や日光は、駅から先、観光地まで路線バスまたはタクシーを利用して移動するケースが多くあります。そのような場所でもこのパスであればほとんど追加料金なしで主要な観光ポイントを抑えています。日本の鉄道会社は系列のグループ会社でバスを運営していることが多く、鉄道+バスの連携もスムーズで便利な移動手段を提供しています。