JRパスの使い方

●JRパスの使い方
JRパスは大きく分けて、日本全国のJR線が乗り放題となる「ジャパンレールパス」と、エリアごとに一定の区間が乗り放題と
なるパス(名称は地域や内容により異なります)の2種類に分けることができます。購入方法もパスにより異なります。

【ジャパンレールパスの場合】
バンコク市内の指定代理店など、タイ出発前に購入することが可能です。グリーン車用、普通車用の2種類があり、有効期間は7日間用、14日間用、21日間用があります。日本に入国したら、主要駅の指定窓口にて「ジャパンレールパス」を引換します。
成田空港駅や関西空港駅では多くの旅行者が引換をするので、時間を要することがあります。スケジュールは余裕をみましょう。
また、2020年3月31日までの期間限定で日本国内の主要駅指定窓口でも「ジャパンレールパス」を直接購入することが可能です。

【エリアごとのレールパスの場合】
バンコク市内の指定代理店など、タイ出発前に購入できるパターンと、日本に到着後、はじめて購入できるパターンがあります。
「HOKKAIDO RAIL PASS」「JR EAST PASS」「JR KYUSHU RAIL PASS」など利用範囲が広いタイプのパスはジャパンレールパスと同様、タイ出発前に購入し、日本に入国したら主要駅の指定窓口にて引換をします。
「TOKYO WIDE PASS」など、特定のエリアに特化したパスは日本入国後に主要駅指定窓口で購入します。

日本に到着したら、指定窓口にてジャパンレールパスの引換(または購入)をしましょう。パスポートも一緒に呈示します。
このときに、利用する列車が決まっている場合には併せて指定席の予約も行います。

【新幹線利用時の注意点】
東海道・山陽・九州新幹線は「のぞみ」「みずほ」号を利用することができません。
例えば東京から京都まで移動する場合は、1時間あたり2本運転されている「ひかり」号を利用することになります。
新大阪から広島に移動する場合は、1時間あたり1本運転されている「さくら」号を利用することになります。
新幹線は運転本数が多くありますが、ジャパンレールパスで利用ができる列車は限りがあるので注意が必要です。

※東海道・山陽新幹線の「のぞみ」「みずほ」号は自由席も含めて利用することができません。
 「ひかり」「こだま」「さくら」「つばめ」号をご利用下さい。
※東北・北海道新幹線の「はやぶさ」「こまち」号は全車指定席です。乗車前に指定席の予約(無料)が必要です。

【在来線特急利用時の注意点】
全ての在来線特急に乗車できますが、JR線と直通運転をしている私鉄区間に入る場合は、別途料金が必要になります。
例えば東京から伊豆急下田まで「踊り子号」を利用する場合、東京~伊東間はJR線ですが、伊東~伊豆急下田間は別の
会社の区間になるので追加額が必要です。このように途中でJRから私鉄に変わる区間は全国に複数あります。

※名古屋から伊勢・鳥羽・新宮方面に向かう「快速みえ」「特急南紀」は始発・終点ともにJR線の駅ですが、途中の区間で
 会社線(伊勢鉄道線)を経由するため、別途追加額が必要です。
※京都・大阪から鳥取方面に向かう「特急スーパーはくと」、岡山から鳥取方面に向かう「特急スーパーいなば」は始発・終点
 ともにJR線の駅ですが、途中の区間で会社線(智頭急行線)を経由するため、別途追加額が必要です。

【混雑する時期に注意】
「ジャパンレールパス」をはじめ、外国人向けの各種パスは通年利用できますが、日本の連休時などは混雑し希望の列車の指定席が予約できないこともあります。特に下記の日程は非常に混雑する繁忙期なので注意が必要です。

4月27日~5月7日
日本の大型連休の期間にあたり、各列車とも非常に混雑します。特に2019年は10連休となり、例年以上の混雑が予想されます。
8月10日~8月19日
日本のお盆(夏休み)の期間にあたり、各列車とも非常に混雑します。
12月28日~1月6日
日本の年末年始(お正月)期間にあたり、各列車ともに非常に混雑します。